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「あいつ〇〇内定したってよ」~就活で勝った人は何をしてきたか~

筆記・グルディス対策や業界分析ばかり書いてある就活サイトに飽き飽きしたので、様々なバックグラウンドを持つ現役の就活生や内定者に、インターンや本採用の実情を聞いてまとめました。

長期インターンで得られる就活に必要な要素を、クルマに例えてみた

第3回の執筆となる。筆者の何者である。皆さんいかがお過ごしであろうか。

何者は以前「長期インターンは就活に必要」と述べたわけであるが、何がどう就活に役に立つか、という細かい話は避けてきた。なので本日はその詳しい話をしようと思う。

一応説明しておくと、長期インターンというのは、一般的な5日間程度でグループワークを行う短期インターンと異なり、1か月以上の期間をかけて社員の下で実務を行うものを指し、主に小規模のベンチャーが足りない人員の補充のために行う場合が多い。

就活の選考は、ビジネスパーソンとしての素養の萌芽を問う場所

まず、長期インターンビジネスパーソンとしての素養を培うものであることは皆さん何となくおわかりであろう。それに対し、実際の就活の選考では、ビジネスパーソンとしての素養の萌芽を問うわけである。萌芽とはすなわち、「まあ学生だから細かいことはできないだろうが、伸びしろってどれくらいかな?」ということである。正直、人事は選考ではそこしか見ていない。

こうした人事が見ている選考ポイントを育成するのが長期インターンである。なので正直、元々のキャパに自信がある方は、別にしなくてもいいだろう(ただ追記しておくと、就職難易度が高い企業は、元々素養の高い学生が更に長期インターンなりで修行してくるので、正直地獄である。何者の肌感で間違いない)。

ビジネスパーソンとしての伸びしろは、クルマに例えられる

では人事が見てるビジネスパーソンとしての伸びしろとは何か。それは、ビジネスマンをクルマに例えるとわかりやすい。

クルマには、

①カーナビ ②エンジン ③ガソリン容量 ④積載人数

という違いがあると思う。これが各クルマの性能を決定するわけだ。

ビジネスパーソンも同じだ。

①カーナビ

ビジネスパーソンのカーナビとはすなわち、問いを正しく立てる力である。これは、解決しなければならない課題をどう定義しアプローチしていくかという力だ。君がクルマに乗る時、目的地は分かるが、どういう経路が良いのかわからない時、とりあえず走り出すだろうか。走り出さないだろう。カーナビで目的地の正確な位置を入力し、経路設計するはずだ。同様にビジネスも課題を適切に定義し、その課題に対して経路設計する力が必要なのである。

例えば「スニーカーの売り上げをあげたい」というオーダーがあったとして、どんなスニーカーの売り上げをあげるべきなのか(オシャレスニーカーか?ランニング用か?バスケ用か?子供のスニーカーか?)を考えるべきだろう。そして、特定の種類のスニーカーの売り上げを上げると決めたら、どうしてそれにしたのかという理由(競合性とか、自社の強みとか、顧客のニーズとか、時流にそのセグメントが合っているのかとか)も当然同時に考えるべきだろう。

②エンジン

エンジンとは、ビジネスパーソンにおいては課題と道のりを詳細設定した後、爆進していく力だ。これには瞬発的な論理思考、アウトプット量、ExcelPowerPointリテラシー、使用可能なフレームワークの数などを表す。すなわち、上記で決めた課題にアプローチしていく動力である。

③ガソリン容量

ガソリン容量とはすなわち、ビジネスパーソンで言えば思考の持久力である。例えば、どれだけ課題設計が出来て瞬発的な論理思考ができても仕事が続かなければ成果の量は出ない。

傾きが急な一次関数も、y軸が途中で切れていたらそれまでどまりということだ。これには課題から逃げない粘り強さ、単純に集中して仕事できる時間が人より長いとか、休みを必要としない精神と身体とかが該当する。

④積載人数量

④の積載人数量とは、そのクルマに乗せられる限界人数だ。君がいかに天才で仕事の鬼なスーパーカーであっても、乗ってくれる人がいなければ出来ることにも限りがある。いわゆる、人徳である。

長期インターンという修羅場を潜って、他と埋められない差をつけよう

話を戻すと、長期インターンは基本的に人手が足りないベンチャーがメインで行っているので、仕事の裁量権が大きいところが多い。何者もとあるベンチャーで営業、資料作成から入り会社内でNo.3のポストについた。しかし裁量権が大きいのは、すなわち責任も大きいと同義で、常に自らの出来る事の最大化が問われる。

営業とってこれません、議事録つくれません、電話で対応できません、PowerPointExcel触れません、仮説と検証できません、と言えば、明日までにどれかできるようにしてこいと即答される世界である。

となると、荒修行ではないが、勝手にキミのクルマとしての性能があがる。なぜなら普通に働き始めてるのと同じだからだ。自分で課題を設定し、アプローチし、時には持久戦になり、それでも逃げずに目標に到達する。このプロセスは確かに部活とかでも到達できるかもしれない。しかし、部活は巻き込む人数に限りがある。部の中の人だけである。一方、賃金をもらいつつ全く見ず知らずの多数のお客様相手に、学生が一人でサービスを提供していくのが長期インターンだ。逃げることも諦めることも妥協することも許されない。

こういうタメになる長期インターンは、長期インターン全体の中でまだまだ少ない割合であるのが現状だ。そんな時は、その企業を日常生活の中で一回でも聞いたことがあるかが重要だ。長期インターンに迷ったら、ぶっちゃけ有名なベンチャー企業か否かで決めてしまえば良い。どうせそこはムチャクチャ難関だ。ムチャクチャ為になる。

進撃の巨人の最初の方で出てきた「2年前地獄を見てきた者達」ではないが、選考の場でも「長期インターンの修羅場を潜ってきたヤツはツラ構えが違う」。圧倒的に他の学生と仕上がりが違うわけだ。私何者にもわかるわけだから、当然人事の方はわかる。

どうだっただろうか。君も一度長期インターンという地獄を潜ってみないか?辛くてしんどいかもしれないが、得られるものはそれ以上だ。1年後、19卒の君達が「ツラ構えが違うヤツ」になっていてくれることを何者は祈る。